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Story of the chocolate 〜チョコレートのおはなし〜

U .チョコレートのあれこれ

日本ではチョコレートは子どもが食べるものと思われていますが、ヨーロッパでは、男女問わず大のおとなが嬉しそうにチョコを選んでいる光景がよく見られます。

写真はカカオの実。
この中にカカオ豆がつまっています。

チョコレートの歴史

チョコレートがヨーロッパに広まったのはいつでしょう?
強大な艦隊を持っていたスペインが16世紀の初頭に南米から持ちかえったのがはじまりです。
1519年、コルテスがアステカ(いまのメキシコ)に上陸し、アステカ王モンテズマを倒したあと、ヨーロッパにカカオを持ちかえったのです。

カカオからチョコレートに加工する技術は、長い間スペインの独占でしたが、フィリップ3世が娘をフランス王ルイ14世に嫁がせるときに、チョコレート専門の職人を同行させたことから、フランスにもチョコレートが広まり、あっという間に、貴族のあいだに流行したそうです。

チョコレートは最初は飲み物として食されていました。
食べるものになったのは、ビクトリア朝時代からです。
きっかけはおなじみオランダのヴァン・ホーテン。彼はカカオ豆からカカオバターを取り出し、粉末にすることを発明しました。これにカカオマスと砂糖を加えて固めたチョコレートがイギリスで発売されましたが、苦味が強すぎたのか、人々の人気を博するまでには至らなかったようです。チョコレートが爆発的な人気を得るのは、スイスでコンデンスミルクを加えるようになってからのことです。

19世紀の終わりには、完全な現在のチョコレートの形がスイスで完成しました。

 

チョコレートの母、カカオ豆

チョコレートの味のよしあしは原料となるカカオ豆で決まります。
ヨーロッパでおいしいチョコレートが広まったのは、良質のカカオ豆の原産地を植民地として持っていたからです。
カカオ豆はカカオの木から取れます。
カカオは赤道付近の高温多湿な気候の元でしか栽培できません。カカオ豆はカカオの実のなかに20から40粒入っていて、このままでは全然おいしくないのですが、これを発酵させるとチョコレートの原料としての、カカオの風味が生まれるのです。

カカオ豆の中で最高級とされているクリオロ種は、マイルドで香りが高いが、栽培量が少なくたいへん貴重で高価なものです。
フォラエステロ種はカカオ豆の約 80 %を占める品種で、一般的に使用されています。
普通は、色々な品種や産地のカカオ豆をブレンドして使うことが多く、チョコレートメーカーはオリジナルのチョコレートを作り出します。

バレンタインデーにチョコレートを贈るのはなぜ?

古くローマ時代、自分の家族を持つと戦争に行きたがらなくなるからと、兵士たちの結婚は認められていませんでした。そんな彼らのために、内緒で教会で結婚式をあげさせていた司祭がいました。そのことを知った皇帝は、司祭を処刑してしまいます。彼の名は、バレンタイン(イタリア読みではバレンチノ)。2月14日に処刑されたといいます。

実はチョコレートを贈るのは、日本のとあるチョコレート会社が始めたキャンペーンからだそう。
あっというまに広まって、今ではバレンタインといえばチョコレートというほど、定着しました。

チョコレートの保存方法

チョコレートはデリケート。
温度や湿度の変化によって、簡単に変質してしまいます。
普通、チョコレートは16〜18℃で保存するのが理想とされています。
温度が高すぎると当然溶けてしまいますし、湿気が多いとチョコレートの表面に空気中の水分がついて、チョコレートの中の砂糖を溶かしてしまいます。一度溶けかけたチョコレートを冷蔵庫で冷やすと、表面が白くなってしまうのは、この砂糖が溶けた水分が蒸発したからなのです。

生チョコなど生クリームがたくさん使用されているチョコレートは、普通のチョコレートに比べて低い温度で保存してください。保存できる期間も短めなので、早めにお召し上がりください。
また、カビが発生することもあるので、湿気には十分注意してください。

いずれにせよ、美味しいうちに早く食べてしまうのが、いちばんです。

「しょくらあと」

歴史上、日本で初めてチョコレートが登場したのは18世紀。日本は江戸後期の寛政9年。
ちょっと中学時代の歴史の授業を思い出してください。
松平定信の寛政の改革がちょうどこのころだったんですねぇ。
当時外国に門戸を開いていた唯一の町、長崎に「しょくらあと」という名で入ってきたのが最初です。
ちなみにヨーロッパではナポレオンが台頭した頃のことです。

世界で一番チョコレートを食べるのは?

それはスイス人。
1年間にひとりあたり11.3kgを消費します。単純に計算して1日に5〜6粒くらい食べてる勘定になります。
日本人は約2.2kg、アメリカ人でも5.3kgです。
チョコレートで有名なベルギーも高消費国です。やっぱりね。

(資料提供:かめいあんじゅ)

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